日本映画の感想 『濡れた欲情 特出し21人』
たまたま拾った6万円で釜ヶ崎の路上生活からスケコマシへと再起を遂げた男(古川)、そんな男にスケコマされいったんは捨てられた女(片桐)、現在進行形でスケコマされてる女(芹)。この3人を軸に、外波山文明のはみだし劇場によるドサ回り、ストリッパー本職の皆様方の旅道中がたびたび挿入されつつそのまま揺ら揺らラストまで、という映画。
民謡や猥歌、流行歌が全編を彩り、時間軸や空間軸が無視されたドラマ。
神代監督が生(または性)の持つ力を編集なしでフィルムにそのままぶち捲けたかのようでもある。
片桐は場末のストリッパー。とにかくオシッコが近い女である。浮気の疑いをかけられ、絵沢萌子から引っぱたかれたり、スケコマシの子を宿したりと散々な目に合うが、基本的には前向き。サービスタイムでアソコを披露する際の「ハイッ、どうぞゥ」という掛け声がやっつけな感じで笑えます。芹明香は片桐とのレズビアンショーでも本気でイってしまう感度抜群の女。冒頭で歌う「怨み節」が少し音痴な感じです。スケコマシ男は古川義範。セックスの際はとにかく「えぇやろ?えぇやろ?」と女に呟きまくる加藤鷹みたいな男です。
『濡れた欲情 特出し21人』
監督:神代辰巳
脚本:神代辰巳、鴨田好史
撮影:姫田真佐久
音楽:世田のぼる
出演:片桐夕子、芹明香、古川義範、
絵沢萌子、庄司三郎、高橋明、
外波山文明、内田栄一
(1974、日活)
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