甥の命名
先日、約半年ぶりに妹と会う。我が妹は今年6月に初子を出産予定。エコー写真でオチンチンが微かに確認出来たらしく、久々に開催された家族会議の話題は、おそらく男子であろう初子の命名となる。娘婿ほったらかしでこのような話を進めていく所が、ずうずうしい我が家らしいところではあるが。
以前から、「古風な名前が良い」と妹は宣言。
まぁ、甥とはいえ、“翔”やら“凛”やらくだら ない名前は勘弁願いたいところである。妹のイメージする古 風な名前、第一候補は「こたろう」だそうである。これを聞いてすかさず親父が風魔小太郎か?と口を挟む。無知な妹が風魔小太郎なんぞ知る由もない。「花の慶次」フリークならともかく。妹が考えているのは寅年にちなんで、「虎太郎」か「琥太郎」だそうである。おいおい。無知な妹の古風とは、やっぱりというか何というか・・・ナンセンス極まりなかった。普通、古風というと「ひろし」とか「きよし」とか「たかし」と違うんかい?寅年で虎太郎もたいがい安直過ぎるが、琥珀色の琥で琥太郎とは参った。これでは翔や凛と大して変わらんぞ。だいたい「琥」という字は琥珀色という言葉にしか用いられない。虎の形か色をした翡翠(ひすい)のことを「琥」と言ったそうである。要するに名前には相応しくない、というか名前自体が意味の無いものになる。
ちなみに私の命名候補は「泰平」。読みは「たいへい」でも「やすへい」でも可。戦乱の世とまではいかないまでもこの混迷の世に天下泰平をもたらす期待を込めての泰平。これ、良くないか?古風だろ?大きい人間に育ってくれそうじゃないか、などとほざいておると、「お前も早く嫁を娶って子作りせい」と家族からは一蹴される。そりゃそうである。叔父が偉そうに口を挟む問題では無かったな。
でも、「琥太郎」だけはやっぱりやめようよと言っておく。
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