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2009年7月

韓国映画の感想 『甘い人生』

ソウルのスカイラウンジのマネージャー、ソヌは非情と怜悧さを身上に7年間にわたり裏社会のボス、カンに仕え今の地位を手にした。冷酷なほどに頭の切れる男ソヌは、表にも裏にも通るその手腕により、裏社会にも絶大な力を持つボスの信頼と寵愛を一身に受けていた。ソヌはある日、カンに呼ばれて指示を受ける。彼が1週間上海に所用で行っている間、愛人のヒスを見張ってくれと言うのだが・・・

韓流スター、イ・ビョンホン自ら「代表作」といってはばからないこの作品。
“究極のラブ・ストーリー”というキャッチを信じ込んで、いざ劇場へと足を運んだ多数のビョン様フリークのオバちゃんたちが、おそらくは何人か卒倒したことであろうこの作品。いつもクールでストイックな主人公・ソヌの一瞬の気の迷いから生じる非情な運命が、凄惨なバイオレンスとともに描かれる。バイオレンス映画が三度の飯より大好きな自分としては、なんてこたぁない描写だったが、左手を重厚そうな鉄製のドリルかなにかで思い切り潰されたり、生き埋めにされたり・・・というリンチのシーンは、ちょっと慣れていない人には過激かもしれない。しかしこのシーンしかり、冒頭と中盤で魅せるイ・ビョンホンの立ち回りやラストの銃撃戦には大した工夫こそないものの、思わず唸らずにはいられない、スタイリッシュさとテンポの良さがあって、相当に質が高いと思う。

またこれは単なるヤクザ同士の抗争劇といった類いのものではなく、主人公ソヌが非情な運命に狂わされ、周りもそれに呼応するかのようにその荒波に飲まれて込んでいく原因が、実は一人の若い娘のせいであるということ。しかも男たちが、最後にはこんなにも意地とプライドを賭けて激しいドンパチやってるのに、当の娘は何食わぬ顔で普段と変わらぬ生活を送っている・・・という皮肉は、ラスト近くソヌの洗面所でのセリフ「どうしてこうなった?」というこの一言に集約されていると思う。一見、完璧そうでシビアにも見える裏社会の男たちでも、こんな些細な事で歯車が狂っていく展開は、実社会にもありそうな不条理めいたもののようで、その発想の着眼点は凄く興味深かった。

最後に、この映画を評価する上で最も避けて通れない所、「この映画は本当にラブ・ストーリーなのか!?」ということなのだが、これはラストにソヌがヒスの事を回顧し、涙する理由を昔話かなんかと引っ掛けて“決して叶わぬ甘い夢だったからです”なんて締め括っているあたり、やはりソヌはヒスに一目惚れしてしまっていた、と考えるのが自然だろう。しかしそれなら、ソヌがヒスに惹かれていく過程の描き方が不充分ではなかろうか?その為、彼女のための選択を決断したソヌの心情にイマイチ感情移入し難かった。もう少し時間を割いてエピソードを入れたほうが、より一層ソヌの行動に説得力を持たせる事が出来たかもしれない。まぁ、とにかく「イ・ビョンホン?ヨン様みたいな奴だろ?」とこの映画を完全にスルーしている男どもが結構多いのではないかと思われるので、僕は積極的に薦めるつもりだ。たった一度、「心が揺れた」為に運命の歯車が狂っていく様子が淡々と描かれ、それでも抗いながら戦うイ・ビョンホンの姿に「男の美学」を見る事ができる。これはまさしく男の映画といえる。


 『甘い人生』                                Bittersweet
  監督:キム・ジウン
  脚本:キム・ジウン
  撮影:キム・ジイ
  音楽:ピーチ・プレゼンツ
  出演:イ・ビョンホン、シン・ミナ、チン・グ、
      ファン・ジョンミン、キム・ヨンチョル
  (2005、韓国)

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7月26日の重賞予想、狙い目

札幌9R 函館記念(GⅢ 2000芝 ハンデ)
 ◎ 15 インティライミ
 ○  4 マンハッタンスカイ
 ▲ 16 サクラオリオン
 △ 12 メイショウレガーロ
 ×  3 マイネルチャールズ
 × 10 ヤマニンメルベイユ
 ×  2 ブラックアルタイル
 ×  5 ミストラルクルーズ
 ×  1 レジネッタ

札幌と函館。同じ洋芝でも函館より札幌の方がやや軽くて時計も出やすい傾向にある。その札幌で代替開催される今年の函館記念。◎インティライミは時計の速い決着にも対応出来るし、重巧者なので少々馬場が渋っても大丈夫。ハンデも58であれば、なんとかこなせないか。

09年重賞成績 -10,760円(回収率73.03%)

狙い目
新潟8R 3歳上500万下(1000直芝)
 ◎ 14 ヒシシャトル
 ○ 18 ファンタジックキー
 ▲ 16 ホウライパレード
 △  3 フラミニアンウェイ
 × 17 メジロポピンズ
 × 13 オメガリトルスター
 ×  2 ラインディーヴァ
 × 15 リオ
 ×  5 モンテミウ

先週のアイビスサマーダッシュと同じく、1000M直線レースの狙い方は既に直線レースを経験している馬。中でも◎ヒシシャトルはとにかくテンの速さがずば抜けている。有力どころが内枠に固まったので、この枠順も有利。素早く外ラチ沿いの絶好位を取れるだろう。

09年狙い目成績 -5,570円(回収率86.08%)

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韓国映画の感想 『クワイエット・ファミリー』

不況の煽りを受けソウルから山奥へと追い出された六人の家族は、一度も経験のないペンション経営で生計を立てようと決心する。しかし、待てど暮らせど客は一向に来る気配がなく、やっと来た初めての客は自殺してしまう。今後の商売に悪影暑を及ぼすと考えた家族は、なんと死体を埋葬。ところが2番目の客、3番目の客と、次々に自分たちの意図とは裏腹に死体を埋める破目となる。こうして死体遺棄の罪を隠すために始まった殺人は一段とスピードを増し、いつしか山荘の周りは墓場となっていく・・・

韓国ブラックコメディの大ヒット作。『甘い人生』のキム・ジウン監督デビュー作。
三池監督『カタクリ家の幸福』のオリジナル版としても有名。でも、個人的には今ひとつノレない映画だった。コメディであるという点は、登場人物たちの間抜けな行動や言動で理解できるのだが、殺しのシーンや画質が全体的に暗くてシックな感じで、そこだけ見ているとまるでシリアスドラマの様。アイデアは秀逸だと思うが、見せ方がシリアスなものだから結局何ともいえない複雑な味わいだけが残る。「全然笑えないけど、これって笑う映画なのか?」という感じ。例えば、画のタッチにしても照明を明るくしたり、セットを派手な原色を基調として作ったりしてみれば、逆に殺人など起こりようもない空間が出来上がって、突拍子の無さや登場人物たちの愛らしいバカさ加減も際立つように思えるのだが。

脚本にも欠陥は多い。当初は一家の父、母、長男、叔父の四人で行っていた死体遺棄。二人の娘たちには、ひた隠しにしていたのだが、途中で娘たちにもその事実が知れることとなる。でも、娘たちは心象描写なしにそんな行動をあっさり受け入れてしまう。他にも、家族たちは警察の追及からどうやって逃れてラストシーンを迎えたのか?火事に巻き込まれたはずの父と母はどうやって火事から逃れたのか?とにかく説明不足な箇所が多い。説明不足な割には、ドタバタコメディーの大事な要素であるスピード感に欠けるので、気だるくもある。


 『クワイエット・ファミリー』                       Quiet_family
  監督:キム・ジウン
  脚本:キム・ジウン
  撮影:チョン・ガンソク
  音楽:チョウ・ヨンソク
  出演:ソン・ガンホ
      パク・インファン
      チェ・ミンシク
      ナ・ムンヒ
      コ・ホギョン
  (1998、韓国)

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日本映画の感想 『カタクリ家の幸福』

奇妙奇天烈!奇想天外!!人が意味もわからずどんどん死んでいっても、歌って踊ればすべて解決!それがカタクリ家。またまた、三池監督が過去に類を見ない映画を作ったなぁ・・・なんて思っていたら、これは韓国で大ヒットしたブラックコメディ『クワイエット・ファミリー』という作品のリメイクだそう。死亡現場や、死体遺棄の場面で突如ハイテンションに歌い踊りだしたり、夫婦愛をカラオケビデオ調に見せたりと、最初は唖然、爆笑ものであったが、ずっとこの調子で2時間弱やられてもなぁ・・・途中から中だるみしてしまう。

アイデアやアプローチは良かったのになんで中だるみしてしまうのか?それはたぶんストーリーの軸がホームドラマなんで、イマイチ緊張感に欠けるんである。
もっと、ミュージカルに似つかわしくない題材、社会派ドラマやバイオレンスっぽいものにミュージカル風味の味付けをしてみても、面白いかもしれない・・・なんてことを考えながら、後半はかなりのダレ気味でした。

竹中直人しか出てこないテレビと、エンケンのミュージカル参加、武田真治だけ妙にキレのあるダンスには確かに大笑いさせてもらいましたが・・・


 『カタクリ家の幸福』                            Katakuri
  監督:三池崇史
  脚本:山岸きくみ
  撮影:野村明生
  音楽:馬飼野康二、遠藤浩二
  出演:沢田研二、松坂慶子、武田真治、
      西田尚美、忌野清志郎、竹中直人、
      遠藤憲一、丹波哲郎、濱田マリ
  (2002、『カタクリ家の幸福』製作委員会)

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7月19日の重賞予想、狙い目

新潟11R アイビスサマーダッシュ(GⅢ 1000芝)
 ◎ 17 カノヤザクラ
 ○ 16 ウエスタンビーナス
 ▲ 13 シンボリグラン
 △  7 シャウトライン
 ×  9 クールシャローン
 × 18 アポロドルチェ
 × 11 コウエイハート
 ×  8 ゴスホークケン
 × 15 コスモベル

昨年度覇者・カノヤザクラに期待の◎。前半3ハロンが32秒を切ろうかという入りで、後ろの2ハロンを20秒台前半で押し切る競馬。異次元のハイペース。経験がもろにモノを言うレースだ。カノヤは前走あからさまな叩き台で、ここメイチ勝負は見え見え。相手にも直線競馬経験のある馬を重視した。

09年重賞成績 -14,110円(回収率63.91%)

狙い目
新潟12R 3歳上500万下(1800ダ)
 ◎  2 ベストロング
 ○  3 マルタカラッキー
 ▲  5 スズカエルマンボ
 △  6 ウインク
 ×  1 ドリームマイスター
 × 12 ケイアイスサノオ
 × 10 マルターズスクープ

雨の影響で前が止まらない傾向だった土曜の新潟ダート。明日は多少馬場の回復はあろうが、良まではどうか?単騎逃げを主張するであろう◎ベストロングにとってはますます有利に映る。

09年狙い目成績 -4,970円(回収率87.39%)

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2009-2010 POG指名馬

牡馬
・コードゼット 【父:キングカメハメハ 母:ヘヴンリーロマンス 母父:サンデーサイレンス 栗東・松永(幹)厩舎】 

・リルダヴァル 【父:アグネスタキオン 母:ヴェイルオブアヴァロン 母父:サンダーガルチ 栗東・池江(郎)厩舎 兄弟:ガンズオブナバロン】

・マイネルパシュクル 【父:ロージズインメイ 母:マイネポリーヌ 母父:スペシャルウィーク 栗東・加用厩舎】 

・アドマイヤコスモス 【父:アドマイヤマックス 母:アドマイヤラピス 母父:ビーマイゲスト 栗東・橋田厩舎 兄弟:アドマイヤフジ】

・セブンスコード 【父:フジキセキ 母:リトルハーモニー 母父:コマンダーインチーフ 栗東・平田厩舎 兄弟:リトルアマポーラ】

・トレノヴィジョン 【父:サクラプレジデント 母:パールネックレース 母父:ミルリーフ 美浦・伊藤厩舎 兄弟:ネヴァブション】

牝馬
・マシュケナーダ 【父:アグネスタキオン 母:ケイウーマン 母父:ラストタイクーン 栗東・安田(隆)厩舎 兄弟:モンテクリスエス】

・サクセスゴーランド 【父:サクラバクシンオー 母:サクセスビューティ 母父:サンデーサイレンス 美浦・久保田厩舎 兄弟:サクセスブロッケン】

・スコアズビー 【父:ロックオブジブラルタル 母:シルバーチャリス 母父:レインボークエスト 美浦・国枝厩舎】

・アポロパーフェクト 【父:シンボリクリスエス 母:ダンツマジック 母父:ウッドマン 美浦・岩戸厩舎】


苦手なPOGに今年も上記10頭の陣容で挑む。昨年は自身初となるダービー馬・ロジユニヴァースを指名しながらもその他が未勝利、未出走馬のオンパレード。今年はクラシック、マイル路線、スプリントもしくはダート路線も狙える多彩な陣容(と勝手に自負している)。とりあえず目標は指名全馬の勝ち上がり、もといまずは出走である(笑)

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7月12日の重賞予想、狙い目

阪神10R プロキオンS(GⅢ 1400ダ)
 ◎  2 カルナバリート
 ○ 14 ランザローテ
 ▲  6 ファルカタリア
 △  4 サイキョウワールド
 × 12 バンブーエール
 ×  5 サンライズバッカス
 × 15 トーホウドルチェ

1200Mは少し忙しい感のあるカルナバリートを◎に。前に行きたいクチが外枠に入ったので、そんな先行集団の直後に取り付けるであろうこの2番枠は良い。阪神ダも得意。

福島11R 七夕賞(GⅢ 2000芝 ハンデ)
 ◎ 10 ナイアガラ
 ○ 14 ミヤビランベリ
 ▲ 11 デストラメンテ
 △  9 シルバーブレイズ
 ×  7 イケトップガン
 ×  8 アルコセニョーラ
 ×  4 レオマイスター

ナイアガラが不気味な連闘を掛けてきた。スピード色の濃い阪神マイル戦とパワーが求められる開催最終週の福島。ナイアガラにとって後者に適正があるのは言うまでもない。その適正の無い方の前走、米子Sでも上々の走り。ここらで一発、大駆けがないか。

09年重賞成績 -12,910円(回収率65.94%)

狙い目
札幌9R 巴賞(3歳上OP 1800芝)
 ◎  5 ドリームサンデー
 ○  9 マンハッタンスカイ
 ▲  6 メイショウレガーロ
 △  3 マヤノライジン
 ×  8 サクラオリオン
 × 14 フライングアップル

小回り、1800Mとくれば、◎ドリームサンデーを狙わない手はない。
今回は、重い馬場レベル、単騎逃げが叶いそうなメンバー構成も有利に働きそうだ。

札幌12R 3歳上500万下(1700ダ)
 ◎  5 マルタカワンタッチ
 ○ 10 ワイルドアフリカ
 ▲ 13 バトルブリンディス
 △  2 アンヴェイル
 ×  1 ウッドウインド
 ×  3 マイネルアベニール
 ×  8 ダイバクフ

追い込み一手の冴えない馬であったが、中舘に手が替わって以降、別馬に変貌したような◎マルタカ。安定した先行、速い時計にも対応可能で、既に現級勝ちを収めている実績からもここは有利に映る。

09年狙い目成績 -5,460円(回収率85.74%)

※ 的中の定義・・・◎-○▲△×のフォーカスを1点100円で購入した場合。
ウラオモテ関係なく的中とし、馬連配当を回収金額とする。尚、○-▲のフォーカスは的中とは定義しない

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7月5日の重賞予想、狙い目

福島11R ラジオNIKKEI賞(GⅢ 1800芝 3歳 ハンデ)
 ◎ 16 ストロングガルーダ
 ○ 13 イネオレオ
 ▲  7 サトノロマネ
 △  9 ミッキーペトラ
 ×  3 ストロングリターン
 ×  6 グローリールピナス
 ×  2 ケイアイドウソジン

3歳馬限定のハンデ戦という非常に難解な一戦。ハンデ戦で施行されてからの過去3年は一番人気の連対はない。先行馬が揃って流れが厳しくなりそうで、内馬場が荒れてきた為、外目の差し馬で、マイルくらいの速い流れに実績のある馬を上位に取りたい。ハンデは課せられたが◎ストロングガルーダであれば、当方の狙いにピッタリ合致する。

札幌9R 函館スプリントステークス(GⅢ 1200芝)
 ◎  9 ウエスタンダンサー
 ○  6 グランプリエンゼル
 ▲  3 マヤノツルギ
 △ 16 モルトグランデ
 ×  4 アルシラート
 × 11 メイショウトッパー
 × 14 タニノマティーニ
 ×  1 エーシンエフダンズ

もう一度、◎ウエスタンダンサーを狙ってみたい。前回も述べたように、GⅠ、GⅡを走りぬいた2走~4走前は着順ほど着差はついていない。軽快な先行力も健在だ。前走は馬場の悪い内目から抜け出せなかった。度外視しても良いだろう。重賞ウイナーの底力を発揮してほしい。

09年重賞成績 -11,610円(回収率68.28%)

狙い目
阪神8R 生田特別(3歳上500万下 2400芝)
 ◎  5 ボンバルリーナ
 ○  7 フォゲッタブル
 ▲ 12 スリーオリオン
 △  4 ヨドノヒーロー
 ×  8 スティアヘッド
 ×  2 ヒカリアスティル
 ×  6 ダディーズウォーズ

牡馬と混じっても長距離で好戦出来る牝馬は買い、というのが自分の予想におけるスタイルの一つ。牝馬らしからぬ雄大な馬格、牡馬混合の特別2400M戦好走の実績、斤量の恩恵、◎ボンバルリーナが軸。

阪神9R 皆生特別(3歳上1000万下 1400ダ)
 ◎  5 エイシンハンコック
 ○ 15 ワールドワイド
 ▲ 14 ショウサンウルル
 △  2 ヴォレハクユウ
 ×  9 ハードウォン
 ×  1 スティリスタ
 ×  8 メイショウゴルゴ
 × 13 ネヴァシャトル
 × 11 ケイアイガーベラ

8Rに引き続き、佐藤哲騎手を狙う。◎エイシンハンコック。正直、3歳馬との能力比較はわからないが、当クラスで厳しい流れを経験してきた実績を買いたい。底力を要する阪神、メンバー構成を考えても、前々では決まらないのでは?差し馬の台頭があると思う。

09年狙い目成績 -4,060円(回収率89.00%)

※ 的中の定義・・・◎-○▲△×のフォーカスを1点100円で購入した場合。
ウラオモテ関係なく的中とし、馬連配当を回収金額とする。尚、○-▲のフォーカスは的中とは定義しない

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日本映画の感想 『極道恐怖大劇場 牛頭 GOZU』

三池監督、やっちゃたなぁシリーズ最終章にして、恐らくは映画史上もっとも怖い映画。何が怖いのかというと、とにかくわけがわからないという意味で怖い。わけがわからないエピソードの羅列であるから、この先どういう展開が起こるのか予想すら出来ない。ひとつひとつのエピソードや登場人物の造形は、チープそのものなのだが、それを誤魔化すことなく、茶化すでもなく生真面目に描いているので、ギャグか本気かの度合いがまったく読めてこない。それが、また怖い。本作は確か「ヤクザホラー」というふれ込みであった。僕は「怖い」という言葉をさっきから連発しているのだが、ここに描かれているものは、「ホラー」というほどのわかりやすい怖さとは異質のものであり、どちらかというと「オカルト」という表現の方が近いのかもしれません。

とにかく奇行が目立つ哀川翔、白塗りの火野正平、自らの母乳で客をもてなす冨田恵子、ウンコきばる佐藤佐吉、関西人には懐かし過ぎる間寛平と木村進のコンビネーション、おたまをケツの穴に刺して昇天する蓮司さん、哀川翔を“出産”する吉野きみ佳、ヤクザ犬、ヤクザカー、ヤクザ処分場、そして恐るべし「牛頭」の正体・・・こうやって映画に出てくる登場人物や事柄を羅列してみても、何が何やらわからないでしょうが、実際に映画を見てみてもわかりません。これだけのキャスティングとカンヌに出品されたという事実があるので、観ている側としてはそこに意味や隠されたテーマを求めがちですが、結局のところ何にも得られるものはありません。

そんなこんなの超シュール映画ですが、エンディングテーマであるいかにもおちゃらけの「牛頭の唄」を聞くと、「まぁ、冗談みたいな映画ですから」と言われているようで、妙に納得させられてしまう「爽快さ」、「腑に落ちる感じ」がこの映画にはあります。機会があれば、三池監督には筒井康隆の小説でも映画化してもらいたいものです。


 『極道恐怖大劇場 牛頭 GOZU』                    Gozu_2
  監督:三池崇史
  脚本:佐藤佐吉
  撮影:田中一成
  音楽:遠藤浩二
  出演:哀川翔、曽根英樹、火野正平、
      曽根晴美、冨田恵子、間寛平、
      木村進、遠藤憲一、小沢仁志、
      小沢和義、石橋蓮司、吉野きみ佳、
      加藤雅也、丹波哲郎、長門裕之
  (2003、オフィスアスク)

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日本映画の感想 『殺し屋1』

山本英夫原作、異色バイオレンスコメディ漫画の映画化。
三池監督、やっちゃたなぁ(?)シリーズ第2弾。

この映画が、あまり規模の大きくない日本映画(海外資本からの出資はあったらしいが)にしては、公開当時えらく巷の話題をさらっていた。その要因はやはり、日本では極めて珍しい暴力表現によるR-18指定を受けた映画であるということ。しかし実際見てみると、そのバイオレンスというのもなにかもう、「過激」「過剰」といった言葉を既に超越しているように思われ、ひたすら滑稽。そこに意外性とか奇抜さも加わって、リアリティーも皆無なものだから、ここまでやれば完全に立派なコメディ。

主演の二人は良い。ヤクザの幹部でありながら、そこらに居そうな、にーちゃん然としていて、いつも“のほほん”ムードの浅野忠信。原作の垣原とは随分印象が異なるが、意外と違和感はない。昔、いじめられたトラウマがまだ抜けきらない(これはあくまで洗脳によるものだが)臆病でナイーブな殺し屋1、大森南朋。この意外性を持った“変態”という役どころの二人が、スリル(どんな展開が待っているのか全く読めない)と衝撃(いつも穏やかな感じなのだがやることはエゲツない)という映画が面白くなる要素を効果的に与えている。ついでに自らスペルマを提供したジジイ役の塚本監督もポイント高し。


 『殺し屋1』                                   Koroshiya
  監督:三池崇史
  脚本:佐藤佐吉
  撮影:山本英夫
  音楽:KARERA MUSICATION
  出演:浅野忠信、大森南朋、塚本晋也、
      風祭ゆき、木下ほうか、有薗芳記、
      松尾スズキ、寺島進、國村隼、
      Alien Sun、KEE、新妻聡、菅田俊
  (2001、オメガプロジェクト、オメガミコット)

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